借金返済と勘定科目

会社の財務処理は、企業経営者にとって重要視しなくてはいけない事項のひとつです。
法人にしても、個人事業にしても、会社の財務処理により利益が確定してくるのでないがしろにするわけにはいきません。
会社の運転資金を借金で賄っている先も、たくさんあります。
というより、いわゆる「無借金経営」の会社自体が少ない現状で、会社の借金の財務処理はどのように行えばいいのでしょうか。
財務処理を会計士などに一任しておられる方も、その内容程度は知っておかなくてはいけません。

会社の借金は「借入金」という勘定科目で処理します。
「借入金」とは銀行などの金融機関、取引先、親会社や親族、知人などから借入した金銭債務を管理する勘定科目です。

「借入金」には「長期借入金」「短期借入金」の2種類があります。
1年以内に全額を返済することが確定している場合には「短期借入金」で、それ以上の返済期間を要する場合には「長期借入金」で処理するのが一般的です。
なお、「短期借入金」は貸借対照表の「流動負債」「長期借入金」は貸借対照表の「固定負債」に分類されます。
この「1年以内」で「流動負債」「固定負債」に分けることを「ワン・イアー・ルール」といいます。

また返済のときに発生する利息については「支払利息」勘定で処理します。
こちらは損益計算書における「費用」に分類されます。

事業主(社長や役員など)が会社の運転資金を自前の資金で支払うこともあるでしょう。
この場合でも、会計処理としては借入金として処理します。
しかし、場合によっては借入金として処理した資金が、会社への贈与とみなされてしまい、「収入(雑収入)」として課税対象となることもあります。
これを防ぐには、借用証(金銭消費貸借契約証書)などを作成し、文書として証拠を残しておくようにしましょう。
また借入時には会社の口座を通じて貸付を行うことも必要です。
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